新型コロナ騒動のゆくえ パート1

森下 吉伸

※2020年記事

世界からの影響


新型コロナの騒動になって2ヶ月ほど。

予定がくるった会社は多いだろう。

そもそも、ここ1年 〜2年で日本の情勢は大きく変化した。

それに足してこの騒動。

益々日本の情勢は変わるだろう。

そして、日本という国自体の問題点も浮き彫りになった。

この点もこれからの経営において頭に入れておかなければならない。

コロナ騒動はいろんな意味で、経営者に対して考えさせられている。

いつも日本は世界に追従している。

コロナ騒動もしかり。

確かにコロナは未知ではある。

しかし、毎年インフルエンザを経験することと大差ない。

死亡率が高いが人口比での死亡者数は低く、ほとんどが70歳以上の高齢者と一部の持病がある人である。

多くの健康な人までも大騒ぎする危険性はない。

これまでもインフルや交通事故死亡率など、新型コロナの何百倍何千倍の危険なことは日常茶飯事だからである。

実際、感染状況を世界と比べても被害が少ないのが幸いなのに、各国から「日本は甘い」のバッシングのいいなりになっている。

感染が軽度なのは日本の清潔な文化やマナーがいいからであろう。

欧米とは違う事を自信として達振る舞えばいいのに、いまはピエロのようである。

ここにきて各国で自粛緩和が始まっているのに日本は緊急事態宣言の延長。

このままだと日本の緩和は1番遅くなるであろう。

いったい何を根拠で延ばすのか?

誰の顔色を見て施策をとっているのか?

政府や都道府県のエリートは軽々しく自粛を強いているが憲法違反である。

営業中止だけでなく、余暇やスポーツ、仲間とのコミュニケーションを奪うことの罪を感じているのだろうか。

また、コロナで助かっても会社が倒産したらもともこもない。

年末に自殺者を増やすことになったらエリートはどう責任を取るつもりであろうか。

いずれにしろ、この先日本はどうなるのであろうか?

まったく先が見えないという声を多く聞く。

たしかに予測は難しい。

ただ、今回はそれを考えるヒントに現在に至った世界の変化をみてみる。

コロナに至るまでの状況はいつから始まったのか。

その過程をみたうえでコロナ騒動をとらえてみたい。

多くの学者が現状は1990年から始まっているという。

「暗黒の30年」という人もいるが世界に日本はどう追従させられたか? この歴史を振り返ってみたい。

イランが皮切りに


コロナで情報は薄まったが、現在、イラン紛争がある。

思い起こすと1979年にイラン革命によってアメリカが推したパーレビ国王が追放され、ホメイニ氏が指導者となった。

そんな彼が1989年に死去してから、イランを通じて世界が変わるスタートになったのではないか。

アメリカがイラクをけしかけイランイラク戦争を起こさせた。

その後、フセインがアメリカのいうことを聞かなくなると、アメリカ自身がイラクと戦争しフセインを殺した。

これが「やりたい放題のアメリカ」を知らしめ、世界はアメリカに文句がいえなくなったのである。

戦力こそが国の力である。

この同じ年に北京では天安門事件が起きた。

1949年から中国共産党支配になった40年間の強い憤りが噴出し、学生を中心とした大きな暴動が起きた。

一説では3000人の死亡者がでたという。

ドイツではベルリンの壁が崩壊し東ベルリン国民が西ベルリンを笑顔で行進した。

アメリカも存在感を強めたが、同じ1990年ごろには、世界のあちこちでこうした「自由」が現れたのである。

そして東西冷戦が終わったのである。

すべて1990年、つまり30年前から始まった。

この年月の中で世界は大きく変化した。

日本はただただ追従され暗黒に入ったと思う。

油断した日本


日本はいつも悪く追従する。

今回のコロナ騒動をみてもそう感じる。

第二次世界大戦後、高度成長で先進国になった日本。

しかし、へたに世界に追従することで、この30年ですっかり勢いも実力も落としてしまった。

その根本は日本の平和ボケである。

平成になって欧米的な豊かさに憧れすぎた。

なので、世界の変化を日本は深刻に受け取らなかったのではないか。

更に上がることも現状を維持することもなく、アイデアや改革、生産性などのレベルが下がりはじめたようだ。

30年前にバブルがはじけたことが節目だと、よく思い出されるが、実のところ日本はヤバイと変化を考えたであろうか。

バブルで悪影響を受けた産業がどのくらいあっただろうかと疑問に思うことがある。

たとえば、住宅産業では不動産価値の低迷や住宅不振など大パニックがくると懸念したが、私の記憶だとそれほど影響がなかった。

エリートの統計はしらないが、庶民の暮らしはそれほど苦労しなくとも豊かなままであった。

たしかにバブル時にやり過ぎた企業は潰れたかもしれない。

それは、調子に乗っている奴はいつの世でも痛い目をみるという、それだけの話である。

芸能人が政治家になり、芸人がテレビのコメンテーターをやる。

全く専門家でないトップやスピーカーが国に影響を与える。

その結果、小学校のゆとり教育から働き方改革と、生産性をさげる努力をしたのだ。

あこがれの欧米の理屈で労働条件や生活様式まで影響をうけ、本来日本が持っていた強さを忘れさせる方向へ導いた。

コロナ騒動でも、科学的な根拠のない報道や、感染大爆発、ロックダウン、三密など言葉遊びもいいとこだ。

何事も具体性のない対策でリーダーシップが欠けている。

ワクチン(アビガン)の白木教授が緊急論文のなかで、感染した例についていくつか書いてあった。

ひとつが病院の院内感染の事例で、飛沫感染防止を徹底していたのに医者と看護師が感染してしまったとあった。

その状況から推測するに、空気中に飛沫したウイルスより「患者が触ったイスや机」「使ったトイレ」によって人から物、物から人へと感染した可能性を示唆した。

まだ、感染ルートはよく分からないが、いま、国中をあげて自粛しているのに感染者数が減らないのは、いまの対策が不充分な可能性がある。

こうした根拠をもてば感染防止を促すことは、単純に緊急事態宣言を延長する話にはならない。

既成概念にとらわれることなく、新しい可能性にスピーディーに次なる手を打つべきである。

予測ができない


話は戻すが、ここ数年の世界情勢は予測できないものだった。

まず、アメリカのトランプの登場。

今は安倍総理と仲良くやってはいるが、トランプの当選からはじまり、イギリスがEUを離脱、アメリカと中国が貿易戦争している姿。

5年前に、こんな予測した人はほとんどいないのではないか。

香港の騒動も予測できなかった。

台湾では台湾独立派が大勝利し、国家に対して反対派がマジ ョリティをとるようになった。

ドイツはメルケル首相の力が落ち、ドイツ銀行の大きな負債の動きがとれない。

移民問題も大きく揺れた。

今騒がれる中東やアフリカからの移民問題も、これまでのヨーロッパの歴史から生じたものだから自業自得だが、短い年月でどんどん時代が変わっていく。

かつて中東はオスマントルコが押さえていた。

アフリカから奴隷を連れてきていたが、ヨーロッパも昔から他国を植民地化し、そこから自国の冨を得た。

そもそも欧米人は「自分達は働かず奴隷に働かせ豊かにくらす」のが当たり前であった。

戦争をきっかけにヨーロッパ諸国は有色人種を解放したが、その矛盾は世界に露呈した。

それが中東への利権の強化になり、跳ね返って中東からの難民になった。

いまや民族大移動の中東の移民がヨーロッパに入りヨーロッパを崩壊させようとしている。

その経緯から労働においての常識を作った。

それは日本の文化とは違うのである。

労働に関して同じスタンスで見てはいけない。


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