沈静化するコロナ騒動 パート2

森下 吉伸

※2020年記事

新たなる高齢者の生き方


「おじいちゃんと孫が簡単には会えない時代」これは高齢者がさみしいだけでなく、子供や孫に不利益を与えることにもなる。

もともと人は子育てが大変なので「おばあちゃん」という存在を作ったといわれる。

一般的な動物は子供を産むか子育てが終わると死んでしまう。

人は異質で「おばあちゃん」という存在をつくるために女性が長生きをする。

これは子育てを手伝うためだといわれる。

高齢者との接触を制限すれば子世代の子育てが難しくなる。

特にこまるのはシングルマザーなので、社会的に弱者になるほどしわ寄せがくる。

また、高齢者のいる地区や地域を、どこかにまとめる可能性もある。

あちこちにいる高齢者を守るより、まとめる方がやりやすいからだ。

ただ、東京の一等地は若者や働き盛りの男性が占めるだろうから、地方のいなかにまとまられる可能性がある。

リモートワークで職場や自宅をどこにするかの多様性は生まれたので必ずしも一等地にいることもないが、それでも「どこに高齢者を集めるか」といわれて一等地に置くのは考えにくい。

おそらく地方の田舎が高齢者の居場所になるのではないか。

いまでも地方の田舎は高齢者が多く産業が栄えないので活気を失った所は多い。

その状況がひどくなるかもしれない。 新たなる地方自治体の再編の可能性が高まる。

マスコミが手の平を返す


ここまで、コロナは危険度が高い疫病ではないといったが、ここにきて多くの国民がそのことに気づきはじめている。

マスコミにでるパーソナリティーや芸能人、学者や専門家が無知でありながら切り取った情報だけで国民を怖がらす手伝いをしたのかわかってきた。

「楽しいことより恐怖ほど集まる」「怖いもの見たさ」「結婚より離婚に興味がある」「平和より戦争」とネガティブなことの方が視聴率はあがるものだとわかっている。

もう、みんなで寄って、たかって、コロナを前代未聞の大化け物にしてしまったのである。

しかし、コロナの正体を国民が分かりだすと、マスコミはさっと体を変える可能性はある。

次なる視聴率が取れる話題に移るのではないか。

これまで危険だと煽り、怖がった国民によって番組の視聴率は上がった。

自粛で日本経済が落ちた。

同時に不調になったスポンサー企業が広告をやめだした。

つまり、視聴率があっても番組が維持できない。

こうなると次は「コロナは嘘だった」「経済をだめにした責任はだれにある」「アフターコロナの商売アップ」など傾くかもしれない。

そうなると逆に「コロナは危険でない。気にするな」と言い張るかもしれない。

原発の時「1 年1ミリシーベルト」を、地元復興で風評被害を防ぐため基準値をあげ「もう、大丈夫だ」と無理やり報道したように。

マスコミは平気で手の平を返すから怖い。 国の自粛を応援しながら、先で倒産件数や自殺者が増えると、今度は国や自治体を叩くかもしれない。

ちょっと先を読み取る


とにかく、今後は高齢者がポイントになる。

高齢者が動きによっては、いま、自社での特徴・得意商品・顧客ターゲットにおいて見直しが必要になるだろう。

これからの高齢者マーケットをどう読むか。

重要である。

ここには確かな情報の収集が必要となる。

マスコミだけでなく業界紙なども目新しい商品やサービスをどんどん発信してくるだろうから、これからも煽りや操作に惑わされず自社の原理原則と照らし合わせて戦略を取捨選択してほしい。

情報は一か所でとらず複数でとるようにする。

経済、科学、統計、心理、IT とできるかぎりの情報を収集する。

「専門家は専門のことしか知らない」といわれるのでこれからは情報が偏らないようにしたい。

私は原則、国策に従う派ではある。

しかし、パンデミックの世では事実を読み間違えないために、国も発表や報道を裏付ける科学や統計を調べた。

すると矛盾や作為が読み取れた。

そこで正論と異論の両方を読み分け、自分なり傾向と対策を立てることが望ましいと思ったのだ。

ポイントは「ちょっと先を読む」と考えている。

先といっても5年も10年も先ではない。

短期間で時代が変わる可能性があるので3カ月から半年程度である。

ちょっと先の社会の流れを読み取って、だれよりも早く危機を乗り越える準備をする。

その先のために


ヴィジョンは10年、20年と未来を描くべきだといわれてきた。

しかし、時代の変化が速くなると、それでは長すぎる。

ましてや、こうした大事件があった時では、時代の変化がさらにスピィーディーになるので、ちょっと先を読んで対策を打った方がいいのだ。

おそらく3カ月先では、つぶれた飲食店の数が増える。

半年先では持ちこたえられない企業も増える。

なんとか融資でしのいだ会社も、市場が通常に戻るのは夏を過ぎるかもしれないからだ。

ここでは既存客から依頼をもらうことに徹する必要がある。

まだまだ、社会に不安な新規客を獲得できるには、もう少し時間がかかる。

融資を受けても生産性をあげるまで有効利用ができない。

じゃぶじゃぶ受けた融資はすぐに消える。

融資で、ある程度は逃げ延びた企業も、3年後、元金の据え置き期間が終わると、多くの焦げ付きがでる。

その時に倒産する企業も少なくないだろう。

おそらくその時にバブル崩壊になる。

融資の多くが政策公庫だが、通常貸せる範囲の倍ぐらいで貸しているのでリスクは高い。

政府が焦げ付きをどう処理させるかにもかかっているが、オリンピックや万博が失敗でもすれば、どうにも助けられないだろう。

これは世界的な危機だが、自粛を終え海外と行き来きしても、次なる第2派がくれば、次のロックダウンは速いであろう。

ようやく市場が戻ってきたと思ったら、すぐ、自粛となる可能性もある。 いまはリモートワークができる環境にして、少なくとも今回のような情勢には対応できるようにしないと次はもうない。

特殊解はない


時代は変わる。

しかもスピィーディーに。

それを読みながら自分も変わっていかなければならない。

しかし「商売には特殊解はない」という一面もある。

時代は変わっても東京の銀座が繁盛し、日本橋が寂れないのは理由がある。

そして、それはどの会社にも存続しているのであれば、必ず会社の強みはあるのだ。

なので、もう一度、自社の魅力に触れることも重要である。

なので、自社の魅力を深める活動は、あわせてやらなければならない。

これまでも実行したかったが実行できなかったことがある。

また、これからもやろうと考えることがなかなかできないことがある。

もし、できないならやらないと決めろと言われたことがある人もいるだろうが、そのとおりである。

やらないと、やれないは同じ意味のように感じるかもしれないが、全く違う。姿勢や勢いなどが全く違うのである。

たとえば、食べないと食べられない。

同じ食事をしないということだが、自ら食べることをしないというのと、食べたいがなんだかの理由で食べることができないのは意味が違う。

絶食をすることで体の健康を上げることもできるが、それなら食べないという行為は健康そのものである。

しかし、食べることができないのなら、それは精神や健康の不調を意味する。

同じ食べないことでも、生きる力をつけるためか、生きる力を失うのか、真逆なのである。

仕事でも、忙しくてやらねばいけないことがなかなか思うようにやれないというのは、ネガティブな思考や行動に結び付ける。

しかし、この際、優先順位が低いものはやらないと自ら決断すると、それでポジティブになる。

同じやらなくてもどちらの方がいいかということだ。

やらないと決めることは、仕事を整理して効率化できるだけでなく、自分自身を前向きにさせるのである。

コロナ騒動から得られたものがあるはずである。

そして、多くの気づきがあったはず。

また、時代の変化を感じ、これからの動きを考えなければならない。

やることとやらないことを決めて、うまく乗り切ってもらいたい。


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