母親

改野里絵

こんにちは。事務局の本多です。

親のあり方や責任とは、いったい何なのでしょうか?

今回は、母親について書いた森下のブログを紹介させていただきます。

 

 

とある懇談会に参加したんですが、そこで中学生をもった
母親がこういってました。

「うちの、子供はぜんぜん勉強しません。子供は、なぜ、勉強をしないといけないか
分からないからです。男の子は、家族を養ったりしないといけないので、稼ぐために
勉強が必要なのはわかるけど、女の子はその責任がないので、よけい分かりません。
どうか、学校で教えてやってください。」

と、言ったので、ほかの参加者から賛否両論があった。

私が、その方へ、
「お母さん、あなたはなぜ勉強しないといけないんだと
思いますか?」
とたずねると

「そりゃ、勉強しないといい学校に入れないし、入らなければ
いい就職も出来ないと、皆さんおっしゃるし・・」
って答えてました。

・・・ほら、ここまで読むだけで、みなさんいろんなことを
思われたでしょう?

私が思ったのは、二つ。

ひとつは、親が分かってないことを、子供が分かってなくても
しょうがないので、なぜなのかは、まず親が分からないと
いけないってこと。ましてや、人がそういってるから
そうしないといけない・・・なんて、まるで説得力がなくて
そんなことで、子供が分かるはずない。

子供は親を見ています。
親が、なぜ勉強をしなければならないかを
自分なりに、しっかり結論を持っていて、それを
子供に分かりやすく伝わるような言葉をしっかりと
見つけ、そしてこどもに切々と教えてやる。

子供は、ピンときません。
でも、それを何回も何回もめげることなく
伝え続けたでしょうか?

それをしている親は、学校に、そんな根っこの
話をしてくれなんて言わないでしょう。
それは、子育てとして、親が乗り越えないといけない
修練だからです。

それともうひとつは
「あなたは、なぜ生きているのですか?」
って質問です。

この質問に、即座に答えられる人は数少ないです。
全ての方が、生きているのに
目的をもった方は少ないです。

なぜ、勉強しないといけないのかを考えたからといって
勉強をやりだすとは到底思えません。
目的と、勉強をしなければならない行為が
合致しないからです。

うちの会社の社員でも、これまでよく相談を
うけたので
「自分が、何をすべきなのか、見えないです」
なんていう言葉。そういうやつは
結果は出せないし、すぐに会社をやめます。
いつも、自分に適した仕事や、自分のやりたいことなど
を捜し求めてます。
どこかにあるんだと思っているんでしょうね。
そういうものがあると信じて、腹をくくれない自分に問題が
あると思ってない。

経営者の勉強会で、講師の先生がよくいう
言葉に
「社長は、まず目標をもって、ヴィジョンを持って、なぜ、そうしないと
いけないかを考えて・・・」
なんていわれます。もちろんそのとおりですが、それは
そうすることによって、自分を高めたい人に用意された
言葉です。

それ以外の人に、なぜそうしないといけないのか?をあんまり
追求する必要はありません。

やればいいんです。
いまの立場で、やらないといけないミッションがあれば
それをやればいいんです。

前回と同じタッチになってきましたが
子供は、なぜ勉強をしないといけないかなんて
追求させる必要なんてないんです。親でもだせてない答えが
子供が出せるわけないんですから。

そんなことより、親の言葉を信じる子供に育て
しつけとして、教えることです。
子供は、まだ未熟だから、そこまでは考えられない未来を
親が意図して
そして、親が責任を持って教えることです。
勉強だけかも知れないし、スポーツかもしれない。
それは、親が教えてやることです。

自分のやりたいことが、自分にとって本当にいいことか
どうなのかは、子供には分かりません。
その子供の言いなりになるのは、親として失格ですし
責任逃れもいいとこです。

親が、子供の行く先をしっかり予測して、ふさわしい
育て方をするしかないと思います。

まずは、自分がしっかりとした信念を持つことです。

 


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