反応の取れる文章の書き方 パート2

森下 吉伸

こんにちは。森下です。

2月もあと一週間。やはり、年明けの1月から3月は、時間の経過が早い。
寒さも少しずつ緩みはじめ、このところ日が少し長くなったように思える。
寒暖の差が激しいと、体調を崩しがちになってくるので、
体調管理をしっかりしていきたい。

今回も、前回に引き続き、「反応の取れる文章の書き方」と題し、
集客に重要なチラシやDM等で役立つ「顧客に響きやすい文章作成方法」を紹介する。ぜひご覧いただきたい。

直結の原則


話すように文章をつくり、それを修正することで、効果のある広告用メッセージができることはお分かりいただけただろう。
こういったように効果を上げようとすると細かい点を気にしなければならない。
まだまだ、ポイントは他にもあるのだが、あと1つ説明するとしたなら「かける言葉と受ける言葉が直結していないとダメ」だと言う話だろう。
 
どういう意味かというと、ひとつの文章の中に、それぞれ主語述語の関係をもった文章が複数含まれるときがある。
そのときに、単純に話すように書いていくと、意味が分からなくなることがある。
また、意味が違ってとらえることもあり、それぞれの文章の主語と述語が隣り合っていた方がいい、といった意味である。
そのことを「かける言葉と受ける言葉が直結する」という言い方にしている。
 
私は、ご主人が奥さんが子供が部屋を分けたいと聞いたことをいったのかと思った。
 
このように、1つの文章のなかに「かける言葉と受ける言葉」が複数はいっていることがある。
短く文章を書くときには、しょうがないのだが、こうなると非常に読みにくく、わかりにくい。
 
 私は、→ 思った
 ご主人が→ いった
 奥さんが→ 聞いた
 子供が→ 部屋を分けたい
 
これらが、それぞれ「かけ・受け」になってはじめて意味がわかる。
なのに、それぞれの間に別の「かけ・受け」が入り込んでいるので意味が分かりにくくなる。
よって、この文章のなかにあるいくつかの「かけ・うけ」が直結した文章に修正した方が読みやすく、意味が分かりやすくなる。
 
子供が部屋を分けたいと奥さんが聞いたと、ご主人が言ったのだと、私は思った。
 
これだと、それぞれの「かけ・うけ」が連続し、順序よくながれるので、わかりやすくなった。
こういった原則も知っておくことで、わかりにくい文章でも簡単にまとめることができるのだ。
また、一番重要なことを文頭にもって来るのもいい。
「結論から先に言うと」ということなので、聞く方にとっては理解していく順番が整っているので、これも分かりやすいのだ。

 

さいごに



 
今回は、どうやら国語の参考書みたいになってしまった。
しかし、実践用の参考書だったのではないか。
きちんとした文章をつくるのと、広告で成果を得られる文章は違うので、こういった参考書も参考になったのではないか?

ここに書いたものは、何年も前に私が、本多勝一著「日本語の作文技術」によって得た知識である。
今回は、リフォーム会社の社長が分かりやすいように、私なりに書き換えてはいるが、原文を読まれることをオススメする。
いま、テレビや雑誌で人気のある頭のいい評論家たちは、こぞってこの本を読んだと聞く。
私は、あくまでライティングもできる社長の育成をお手伝いしたいので、その観点で興味のある方は一読されてはどうだろう?


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