いい人材を確保する パート1

森下 吉伸

こんにちは。森下です。
6月に入り、徐々に通常の生活に戻り始めました。
コロナには引き続き気をつけつつ、頑張りましょう。

さて、今回は「いい人材を確保する パート1」についてお話しします。

教訓1


うまくいっている人は、そのままやり続ける。
うまくいってない人は、やっていることを変える。
これからやる人は、うまくいっている人のまねをする。

これは、昔から私が社内で言い続ける教訓1だ。
もし、今、うまくいっているなら、そのままやり続ければいい。
また、うまくいっていないのなら、やっていることを変えないといけない。
ただ、変えるというのは、大幅に変えるということである。少しだけ変えることでは効果は出ないのである。いくら変化が怖くとも。
そして、「これからなにかをやろう」と考える人は、いい見本をマネする。それだけである。そのために、「いい見本探し」をする努力がもっとも必要となるのだ。

・・・・のっけから「教訓1」を読まされたのに違和感を感じられたかもしれないが、増税など今年の状況を体験する中で、この教訓の重要性を言ってみたくなったのでしょうがない。
状況がどうであれ、やるべきことを粛々と進めないといけない今は、こういった基本の見直しが必要ではないか。

 

いい人材の確保が必要な社会



さて、今回は人材確保の話だが、これにも「教訓1」は生かされる。
いい人は末永く働いてもらえるようにする。悪い人は大きく変化してもらうかやめてもらうしかない。
まさにその通りである。
ただ、この先、いい人材を確保するのは難しい時代になる。
社員だけでない、職人、取引先、顧客においても、いい人材の確保が難しくなるのだ。身近な所で大工を見てみる。大工は毎年減少している。
10年先には取り合いになっているかもしれない。どれだけ人を確保しているか?その結果が会社の評価になるだろう。

実際の所は「増税後、どうやれば住宅は売れるのか?」
「大型リフォームを取るには?」といった事ばかりが話題になって、受注状況や売上実績だけを気にしている会社が多いだろう。
しかし、あわせて今から手を打っておかないといけないのが人材の確保なのである。これからは、セールスやマーケティングと同じぐらい重要な課題になる可能性は高いのである。

リフォーム業界は、これからも変貌を続けるだろう。
一段と大手企業のリフォームが中小企業のリフォームを脅かすだろう。
どうやれば、我々は勝てるのか?どうやれば生き残っていけるのだろうか?そのポイントとなるのが、人材ということになるのだ。どれだけお金をかけて、見てくれをよくしても、会社の実力がないと大手には負けてしまう。その実力こそが「どれだけいい人材をもっているか?」ということになるのである。

 

気になるユニクロ



なにかと気になる「ユニクロ」。銀座の中央通り、ニューヨークの五番街。低価格でオシャレ、世界中の人気を得ている商品で一等地に店を出す。
郊外型のショッピングセンターや駅や空港など、あらゆるところでも「ユニクロ」は広がる。「ユニクロ」は、もう行くとこまで行ったであろう。すごい会社である。

そんなユニクロが今進めているのが、パートの正社員化だと聞いた。
多くのパート社員をかかえ、なるべく人にはお金を使わない(それだけではないだろが・・・)会社であったが、いま変化している。
人材の確保に力を入れはじめた。
これからの展開を考えれば、人材をきちんと囲い込み、優秀な人材を確保しなければ「人で困る」と踏んでいるのであろう。

というのも「ユニクロ」は、国内でこれ以上広げるつもりはないように見えるからだ。
第一、「ユニクロ」は国内で戦う相手はもういない。だったら、市場が減少する国内では現状維持でいい。
こう思っても不思議でないからだ。これからは世界に広げようと考えているのではないか。
すると、「ユニクロ」の社員は世界感覚でないとだめだということになる。
一級品の社員を多く確保して世界で戦おうとしている。

「ユニクロ」は日本では大きな会社であっても、世界から見ると数ある中の一つかもしれない。ならば、もっと大きな敵には「いい人材」で勝負しないと勝てないと考えているのではないか。
まさに、中小が大手に対向する手段が「いい人材」だということと同じではないか。
これをマネしない手はないのである。


 


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