女性スタッフが会社を救う? パート2

森下 吉伸

こんにちは。森下です。
夏休みの時期になり、夏本番になってまいりました。
引き続き熱中症などには注意して頑張っていきましょう。

さて、今回は「女性スタッフが会社を救う? パート2」についてお話しします。

ほめて伸ばせる4箇条


ほめて伸ばせと言うことに入る。
これには「ほめて伸ばせる4箇条」というのがある。

1.いいことに気づいたらスグにほめる。
これは簡単な事。先にのべた、指摘するタイミングと同じだが、現象がおきたと分かったらスグにほめるのがいい。
これも臨場感効果ということだ。臨場感を外すと効果は半減するから、いつもいいことをした感覚が残っているホットな状態にほめるのがいい。
指摘とのバランスで言うと、悪いことをしたら「悪い」といい、いいことをしたら「いい」という分かり安さが重要であるということ。
「なにがよくて、なにが悪いのか?」というのが分かりやすい会社をつくることにもなる。

2.上司が苦手なことをしたときにほめる。
どれだけ経験の長い上司でも完璧でない。できないこともたくさんある。なかには新人スタッフができることもあるのだ。
たとえば、スマートフォンやフェイスブック、ラインなど流行への対応。これは上司でもむずかしい。
こういったことを上司はみとめ、自分ができないことを部下がしてくれたと、きちんとほめなければいけない。そのことで、新入スタッフは自信となる。

3.上司が言う前に行動したことをほめる。
部下に対して「これをやってほしい」「こんな風にしてほしい」と言う前にやってくれたときには、ほめなければならない。

勘のいい新人でなくとも、仕事に真剣になっていれば、だれでも、次の行動が予測できることがある。その現象が起きたときには、必ず取り上げてほめるのがいい。
上司自体のスキルが上がってくると、廻りもみんなそうだと誤解して、部下にも「気がついてあたりまえ」などと、考えてしまうこともある。
それは、間違いである。先回りしてくれたなと感じたら、すぐにほめる。
ここをきちんとほめることで、部下は先々を読むことの快感をえるだろう。
前向きな仕事の取り組みをしようとする。

4.失敗を恐れずやろうとしたことはほめる。
だれもが失敗は怖いので失敗したくないと考える。
しかし、失敗を恐れずチャレンジしたいという時がある。ここはすかさずほめなければならない。
たとえば、私の娘の話になる。彼女は大学を出て社会人1年生である。先日、やぶからぼうに、「パパ、仕事で失敗したとき、私はどうすればいい?」という質問をしてきた。
たぶん、職場で失敗したことがあったのだろう。そこで私が最初にいったのは、「失敗が怖くなった?」ということ。
それに対して「ちょっと失敗はこわくなった」といったので、「失敗はいいことだ。肝心なのは、次は同じ失敗をしないように気をつけることだ」といった。
少し考えていたが、「わかった。この失敗をいい教訓にするわ」といった。このとき、彼女をしっかりほめてやったのだが、実にいい顔をしていた。

 

失敗を恐れない、を身につけさせる



失敗をおそれない、ということは、自分を守らないということである。
傷つくことに恐れないということである。そのことを口にした彼女をほめることは、今後の人生に力強さを与える。
逆に、失敗を怖がってばかりいると信頼のできないスタッフになってしまう。
こういう人は、失敗があると、叱られるとか、責任をとらされるとか、どうしてもそればかり考えてしまう。
このイメージを持たせないように上司が指導することによって、部下は陰をつくらないようになる。

なぜ陰がだめかというと、陰があるとそこに隠そうとなるからである。
失敗に対して、厳しい指導や、責任追求だけになると、陰をつくり、次の失敗があったときには、そこへ隠そうとするということになる。これはマズイ。
会社の損害をさらに大きくするとか、最悪、不正に結びつくこともある。そんな方向へスタッフを追いやってはいけない。いくら失敗しても、新人スタッフには許してやらねばいけない。
そして、それを教訓に「次はうまくやろう」と応援しなければならない。

そうして、失敗を経験することで、苦難を乗り越えていく術を覚えていくという流れにしなければならない。
そうでなければ、失敗を恐れるということが身についてしまい、できるだけめんどうな事はいや、危険なことはやらない、自分ができないことはしない、ということになる。
これは、できないづくしの使いづらい女性社員となる諸悪の根源である。

 

男性と女性は違う事を知る



ここで、確認しときたいのが、男性と女性の違い。
ここまでの話を男性にも応用するときに、多少男女の違いは考慮しておかなければならない。
違いとは、女性は感情的であり、男性は頭でっかちであるということ。具体的には、女性は理屈より感覚が優先する。
男性は理屈から言われないと分からないのだが、女性は、理屈をこねることなく、感情で物事を読み取ることがある。
この現象は夫婦が折り合わないときに原因となることが多い。たとえば、夫が女房に、誕生日のプレゼントに花束をせがまれたとき、花束なんてスグ枯れるのに、同じ値段なら不足している日用品を買うというと、「何も分かってないのね?」と女房が怒り出すとする。
経済的な感覚の男と一時の喜びを求める女の違いがここにもでている。

こんなところがあるから、男性と女性は感性がちがうと理解して指導しないといけない。
また、男性は、口に出して言ったこと、文章に書いてあることを受け止めるが、それ以上に前後左右の出来事を気にするところがある。
簡単には信じないと言うか、なにかあるかもしれないと危険を感じたりする。
しかし、女性は、あまり深読みする人はすくない。あらかじめ危険を感じてさけておくということも苦手な人が多い。
それらの特徴をよく考えた上で、男性と女性の部下に対してはニュアンスを変えてつきあっていかなければならない。

 

女性スタッフ育成術勉強会


いかがであったろうか?
こういった流れで、女性スタッフ育成術勉強会は続いていく。

最後にいいたいのが、我々には、実践や経験が重要であると、つくずく思う。
我々の顧客に対してもそうである。
我々が地域一番店として勝ち続けるに、いま、顧客へ伝えるべきことは、我社独自の経験である。
他社との違いを理解してもらい、我が社を選んでもらうために、「どういった経験をもち、どういった考えに落ち着いた会社なのか」ということを、きちんと伝えなければならない。
業界の常識、他社の状況、自社の得意・不得意を、これまでどう理解し、どう行動したのか、経験によってどういったリフォームがいいと考えているのか。
これらを、我が社なりにきちんと伝えるいうことで選んでもらえる会社しか、勝てる道はないといえよう。

私も、あなたに、そういった情報をいつも伝えようと考えている。成功法則は世の中にたくさんある。
インターネットで開くと、どんなことでもスグにわかる時代だ。それを受け売りで伝えても価値はない。私が、そういった成功法則から学んだことを実践して、そこで分かった私なりのノウハウをお伝えするだけだ。よって、たいした話はできない。しかし、ウソ偽りのない成功秘話であって必ず参考になるところはあるだろう。
今回の女性育成のノウハウというのは、実に世の中にたくさんある。もっと、私がお教えするノウハウより、すぐれたものはたくさんあるだろう。
しかし、私が実践から知り得た貴重な実例を参考にしてほしい。


 


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