採用を成功させるコツ パート1

森下 吉伸

こんにちは。森下です。

2020年も12月となり、一層寒さが増してきております。

ウィズコロナの時代ですが、寒さに負けず、また対策もしっかり取りながら日々の生活を大切にしていきましょう!

さて、今回は「採用を成功させるコツ パート1」についてお話しします。

地道に活動するリフォーム会社はふんばれる



リフォーム会社も同じだろう。
世の中がどうであれ、地道に活動している会社には不況はあまり関係ない。

時期によって反響数の増減があっても、なにがあっても地道な集客活動を怠らない会社は、やはりどん底には落ちない。

絶えず発生し続ける地元エリアのリフォーム需要をしっかりつかんでいるからだ。
地元エリアの顧客リストを数多く持っているということは、日本が資産を持っているのと同じ。
この宝があるから、どういった状況でもふんばれるのだ。

ただ、だからといって拡大路線は、いまはやめたほうがいい。
非常時に使えるお金がなくなるからだ。なぜなら、この先いつなにがあるか分からないからだ。

これまでのようにいかなくなる時代になるので、大手はあせるだろう。
そして金がなくなった他業種企業が、金のにおいをかぎつけて参入してくる。
たちの悪い顧客も増えるだろう。いつ、大手に市場を荒らされるかもしれない。
また、いつクレーマーに襲われるかもしれないのだ。

 

顧客リストの取得はコストをさげて



拡大していくということはエリアを広げていくと言うこと。
つまり、新規リストを集めると言うこと。

当然、そこには、かなりのお金がいる。
それは、これまでは当たり前の投資であった。
しかし、右肩あがりの世の中でない現状では、投資を最低限におさえるべきだから、1リスト取得するコストは気にした方がいい。

だとすると、リスクの多い知らないエリアにお金を出すなら、よく知っていて、つながりのある顧客が多く、小回りのきく地元エリアにお金を出した方がいい。
「ここで、もっとリストがとれないか?」ということを考えるべき。

顧客リスト自体は、いつの世でもとり続けなければいけない。
これは基本。ただ、今は、コストを効率よくつかいたいのだ。

地元エリアでもっとリストをとるということは、つまり、地元のシェアを上げるということである。
地元シェアをあげるとは地域1番店ということになる。
地域1番店のメリットはいわずもがな。
効率のいい費用対効果をかんがえると、どこに集客コストをかけるかは分かってきたのではないだろうか。

日本はバブル期に、世界中に金をばらまいた結果、いまでも世界中に資産を持っている。
拡大していったということ。

しかし、それはバブル期だったからやるべき事だった。
では、いまも、当日同じようにしたらいいかと言えば、それは違うだろう。

今やると、逆に金がない国となり、先で戦争でも仕掛けられた日にゃ、あっというまに国をつぶされてしまう。
リフォーム会社も同じ。生き残る為には集客費用の捻出は必要であっても、効率を考えて、できるだけいまはお金をためておくことを心がける。
そう華やかには見えないその行動が、会社を長生きさせるのだ。
 

どうであれ社長は採用を成功させたい



とはいっても、リフォーム会社でなくとも、世の社長達は、負けず嫌い、金持ちになりたい、という欲望があるので多くが拡大路線を考える。
「先は先のこと」「他の社長は危険だが、俺はやれる」「うちの会社だけはうまくいく気がする」などと、根拠のない自信があってやってしまうのだ。

「右肩上がりの時代は当分ない、いまはつぶれない会社作りに絞り、お金・顧客といった資産をためる時期だ」といいながら、銀行から金をひっぱりどんどん投資をする。

「まあ、しょうがない。結局はやりたいようにやればいいので、その会社がどうなろうと私には関係ない」とも思うが、昔ながらの堅実な日本人になることが、将来、「勝つ」ことだと伝えてはいきたい。

では、攻めるのか、守るのか、はどうであれ、社長1人で立ち向かうのには限界がある。
そこで、いい部下が必要となる。
そこで、今回の本題になるが、いい部下を手に入れるために、採用を成功させるにはどうするか?
面接の上手なやり方、いい人材の確保のしかた、などを考えたい。

ほとんどの社長は自分の限界をおぎなう為に、人の採用をしなければならない。
しかし、なかなかいい人が採用できないのが現実。

募集媒体を駆使し、お金もかけてやるのだがうまくいかない。
数名の募集から、なんとか採用できたとしても、思うように仕事をしてくれなくて結果やめていく人が多いのだ。

「今度こそ、今度こそ」といろいろ考えて、使える人を見抜こうと面接を行うのだが、なかなか選べない。
私のところに「採用はどうしたらいいか?」とよく相談があるのでわかる。

ただ、どうやって集めるのか?という事でなく、集まった人から、使える人を、どう見抜いていくか?といった観点で進める。
 

まずは履歴書から読み取る



さて、いい人材を採用するコツはいろいろあるのだが、面接ではテクニックがいる。
その面接には履歴書がセットだが、人をどう見極めていくか、最初に判断する材料は履歴書。

これは当たり前だろう。そして、私は面接とは別に判断の参考にしてもらうように2つの分析をオススメしている。
ひとつは、バイオリズムによる「採用予審」。
そして、もうひとつは「キュービック」による現状の内面探り。履歴書・面接・採用予審・キュービックの4つで採用を成功させるのだ。

では、まず、履歴書から説明する。
履歴書は、とても重要なメッセージが出ている。
いい加減に見てはいけない。面接せずとも、履歴書で判断できる人もいる。

最初に見なければいけないのは、まず、記載がしっかりできているか、いい写真が貼られているかどうか。
そして、これまでの職業歴や入社の動機、その他の要望などが、どうかをきちんと見る。

また、履歴書がていねいに書かれているかどうかは重要。
入社面接は一世一代の大勝負なのに手を抜いている人はダメ。
「ここぞ」というときに、ちゃんとできない人が、それほどもない通常業務に力を入れてくれるはずがない。

社長は手が抜かれた履歴書を見て「適当だな」と笑っている場合ではない。
こういった神経度合いによって相手の人格や能力をさぐるのだ。
中には字が下手な人もいる。しかし、字が下手だからダメと言うことでなく、ていねいに書けているかどうかが問題。

履歴書を読む相手のことを考えているかどうか?がポイントなので、見逃してはいけない所。
たったこれだけで、会社に入ってから協調性がある仕事をするかどうかが見えてくる。

また、添付されている写真は、最高の写りでなければならない。
よくあるのが、会ってみるとそうでもないのに、写真でみると「怖い」とか「気持ち悪い」とか感じる人がいる。

「こんな写真ではイメージが悪いと思わないのか?」と叱りつけてやりたい。
免許証の写真でもあるまいし、ただ、写っていればいいというものではない。
この写真で自分がどう見られるのか?相手はどう思うだろう?と、そんなことも気にならない人が、周りに気配りのある仕事はできないだろう。

どんな職業でもセンスは必要。それがないのだ。


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