相談をしやすい人

改野里絵

こんにちは。事務局の本多です。

いわゆる『聞き上手』。

コミュニケーションをとるうえでも必要なスキルですよね。

私も身につけたいです。

今回は『相談しやすい人』に着目した森下のブログをご紹介させていただきます。

 

 

学生のころ、なにかと人の悩みを打ち明けられてた人っていましたね。
とくに目立っていたわけじゃないんですが、話しやすいんでしょうか?
割と人気者の人でしたね。

今でも、悩める人から、話し相手に選ばれる人って、
すごい力があるんだろうなと思っています。
なので、そういう状況にあったときには、その力のすごさを探ろうと注意深く観察しています。

この間も、ある人への不満を爆発させている人をみかけました。
その人は、Aさんにその怒りを話してました。
そして、ひとしきり話した後、二人は違った楽しい世間話をしながらその場から立ち去りました。
すごい、不満がおさまっている・・・。

後日、たまたまAさんとご一緒したときに、偶然同じような話を別の人から、聞かされているのをみかけたんです。
また、聞いてる。大変だなこの人は。と、思いながら聞き耳を立てていて・・

「あれっ?」と気づいたことがありました。
それは、Aさんはどんな質問をされても、全く答えを返してないということでした。
そう、次から次へと「あなたどう思う?」「あなたならどうした?」っていう質問を受けてたんですが
まったく的確な答えを返していないんです。
ただ、された質問をくり返し反復して、う~んと唸っているだけ。
こんな受け答えで、爆発させている人は大丈夫なのかと・・

でも、最終的には、爆発者は爆発を沈め、話したことへの満足感を背に
うれしそうに地平線に消えていきます。
なんだろ?

うん。それはつまり、人間関係で大切なのは助言や、的確なアドバイス、他の人の考え
その人が抱えている問題の解決なんかじゃないんですね。
ただ、その人のことをわかってあげることが大切なんですよね。
なんだ、あなたはそんなことを考えていて、そんな風におもっているんだねと、ただただその人のことをわかってあげるだけで。

なにか、教えようとしたり、同調したり、批判したりなんては、まったく心が
晴れるものではなく、自分のことが、今の自分の状況がわかってもらえるだけで
スカッと心が晴れるんですね。

営業マンへの鉄則に
「聞く営業」っていうのがあります。
なぜ、プロとしての経験や知識をアドバイスとして話す営業より
お客の話す希望や状況を、ただひたすら聞きだすことに専念しないといけないのかが
はっきりとわかります。

とにかく聞くってこと。
とにかく聞くってことは、何よりも人間関係を高め、信頼度をあげる
働きがあるんですね。

俺って、すぐに確実な解決方法を考えちゃうんですね。相談されると。
そんなことって、つまるところだれも大きくは期待してなくて
ほんのちょっとの参考にしかならないんでしょう。
最後に自分で決断するときに、言い訳にするぐらい。

話を、しっかりと聞いてあげないといけないですね。
・・・・ほんと。

 


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