「他社にマネされない強みを持つ」ことで得られるもの

森下 吉伸

こんにちは。森下です。
暖かくなったり、寒の戻りがあったりと体調管理が難しい時期ですね。

それでも春はもうすぐそこです。
突然ですが、あなたの会社が「他社にマネされない強みを持つ」ことは可能だろうか?

「誰にもマネされない」ということ。
これは、案外難しいものなのではないだろうか。

 

どの業界に限らず、売れた商品や人気のサービスはすぐにマネをされてしまう時代である。
だいたいは、見よう見マネでできてしまうので、短時間で簡単にコピーをされてしまうのだ。

 

たとえば、「当たるチラシ」はその代表的なもので、当たったウワサを聞くと競合各社もいっせいにマネしてくるのである。
なので、いつも同じカテゴリーでお客さまの取り合いになる…。

 

そのうえ、「マネされると売上げが落ちるので、次のチラシを…」ということになってしまって、いつも新しい物を探さないといけないのだ。
タダでさえ、不況のあおりをうけて利益が出しにくいのに、宣伝広告費に多額のコストがかかってしまっては、つらいところこの上ない。

 

しかし、どうだろう。
他社にマネができないものを持てるとするならば。

 

もちろん、チラシだけということではありませんよ。
もっと、根本的なあなたの会社の特徴として。

 

他社にマネされない強みの例


例えば「24時間いつでも、私がお伺いします」などはどうだろう。
…考えただけでもイヤになるが。

 

「なんで、俺が24時間いつでも出動しないといけないのか?」なんて怒らないでいただきたい。
もし、そのサービスを決行したらどうだろう?
需要はあるだろうか?

 

また、「満足しなければ何度でもやり替えます!」といったサービスはどうか。
「お客様がうるさい人なら、一体何回やり直さないといけないかわからない。もう、絶対無理。そんなサービスは。」と思われるのだろうか。

 

さあ、どうですか?

 

このサービスをすると、あなたの会社にお客様が来そうですか?
こうやって、いろいろアイデアを出して、他社がマネしてこないものを見つけるのです。

 

「お客様がどういったものを望んでいるのか」に全神経を集中させて考えぬくのです。
頭の細胞が破裂するぐらいに、考えに考えるのです。

 

人は考えることを嫌いますから、省略しがちである。
しかし、考えることを追求したときに、思いがけないアイデアが浮かんでくるものである。

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アイデアを考えて成功を勝ち取る

 

ここで、ポイントなのが、「お客様は、自分でリスクを背負いたくない」ということ。
いつも、誰かに責任を取ってもらいたいと思っているのです。

 

「この見積金額で、このプランでどうでしょうか?」とクロージングしたときに、「考えさせてくれ!」とお客様が弱音をはくのは、失敗したら自分が責任を取らないといけないので怖いのである。
「もし、失敗したら、俺のせいだ!」ということに、絶えられないのだろう。

 

場合によっては、何百万円も損をしてしまうことになる…。
そういった人に「私が全部そのリスクを負いましょう」というとどうだろうか。

 

「それはありがたい…」と言いたくなるのでなないだろうか。
「なにがあっても全部うちで責任取りますから…」このたぐいの言葉を、あなたの会社らしく言うことによって、他社ではマネができない強みが見つかるかもしれないですよ。

 

そうすることで、お客様も集まってくるでしょう。

 

こういった宣言は、自身もかなり緊張するであろうが、できるだけ「自分でも信じられないぐらいの責任を取る」というものを出すのがいい。
そういう、命がけで、そのリスクに対して立ち向かう姿に、共感するお客さまは多いと思うのである

 

それが、レスポンスを増やすことになるし、しいては、あなたの会社のUSPになるのです。
それではまた。


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