今年の事業計画を立てる パート2

森下 吉伸

こんにちは。森下です。
 
もうすぐ2月になる。
私生活共々、仕事も年度末に向けて、整理していきたいものだ。
 
年が明けて「これから1年どうしていくか」を決める必要があるとお伝えした。
今回は年間目標を決める他に、何を考えなければいけないのか?を話したい。
 

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数字目標


数字目標は、どの社長もやっているだろう。利益を上げることが企業の目的なので、数字目標は絶対持っておかないといけないからだ。
 
1年間の支出予算を確認して、まず、それでも利益が出る年間の契約目標や売上げ目標を立てることになる。維持費はどのくらいが妥当なのか?広告費はどのくらいが妥当か?また、どのくらいまで、他にお金が使えるのか?を科目ごとに出し、実績管理ができるように損益計算書を作ることになる。
来年になると、月毎にどのくらいのお金を使い、どの程度のお金が入ってきて、そして、どれほどが利益となるのか、を社長が随時把握できるようにする。この予算を最初にきちんと作っておくと、イレギュラーな支払いが発生しても後先で対処がしやすい。また、無計画で無闇にお金を使わないで済むので、自己管理ができる指標にもなる。
 
ただ、予算のなかで割合を占めるのが、人件費と広告費。
また、改善をしたいのが工事原価の把握になる。これらは、自社だけでは設定しにくいものだろう。今年の情勢を判断して、来年はどのくらいのチラシ、どのくらいのイベント、どのくらいの広告でいくのか?それぞれの会社の実状や出したい売上げ、欲しい集客にあった広告費の算定などを行い、リアルな予算表を作ることになる。
 
また、工事原価はどこまで下げられるのか?どこを目標に交渉をしなければいけないのか?を探ることになる。自分が納得する妥当なラインを見つけてもらいたい。それに、これまでの1年間の決算書をもってくれば、使いすぎたお金、もっと使わなければならないお金も分かるはず。できるだけ、絵に描いた餅のような計画書にしないためには、厳しさの入った計画書をたてないといけないので、その頃合いをしっかりと見ていきたい。
 
予算を立てることで、年間のスケジュールがリアルに立てられることになる。
いつチラシをまくのか?いつイベントをするのか?ニュースレターの発送日は?業者会の日は?これらを平行して計画していくことで、さらにリアルな年間売上額、広告費の総額、打ち出す集客イベント数などが精査されてくる。
その積み重ねで、武器として有効な予算と実績管理ができるツール、また、それにあった年間スケジュールができるのだ。それができると、人員計画、取引先の拡大、いい職人さん悪い職人さんの精査などが見えてくる。かなり、手応えのある計画になってくるのだ。

 

コミュニケーション増強


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最後がコミュニケーション増強計画。
マーケティングもそうだが、これから生き残る会社となる為には、コミュニケーション能力の高さは必修だろう。以前から、インターネットに頼りすぎると痛い目にあう、というのが私の持論だが、今後も同じことがいえよう。
 
地元の中小リフォーム会社が勝ち続けるには、顧客の気持ちが分かる商売人でないと無理だろう。簡単で安く買える。これがインターネットのメリットだが、安心のおける会社から買いたいと言う顧客の気持ちは普遍だろうから、地元でコミュニケーション能力が高い会社が廃ることはまずない。
そして、それは、インターネットビジネスに走る会社の多くがやれないサービスなので不変的に勝てるのだ。実際に対面し、直接、顧客の信頼を掴むコミュニケーションスキルは、これからも勝ち続けるための重要な能力なのだ。
 
そのことは社会にある商売上の話だけでなく、社内でも同じことがいえる。
社内でもコミュニケーションがきちんととれないと、ビジネスはうまくいかないのだ。実際にここまで説明した事業計画にしても然り。計画ができるもできないのも、社長だけではどうすることもできない。社員が動いてくれるかどうかにかかっているのだ。社長が社員とのコミュニケーションをどうとるか?社員管理をどう行うか?の計画を立てるのは重要なのである。
 
社員全員の簡単な分析を行う。社員一人一人の基本知識や特性を理解し、今年の個人バイオリズムを考慮した上で、部下の育成方法を見直す。そして、一人一人社員が個々に望んでいるものを明確にし、面接を通じて達成方法を教え成長させる、といった流れを作っていく。全ての社員が「お金」で動く訳でなく、人によって原動力の素は様々だ。そこをきちんと知ることで、本人に適した褒美を与えられるし、社長が理解してくれた事への信頼のアップになる。
 
ポイントは、社員それぞれのモチべーションを上げるものを見つけるコミュニケーションを身につけるといってもいい。こういった作業から「やりたいのか、やらされているのか?」といった基本的なスタンスから見直した方がいい社員もでてくるだろう。
また、手本になる上司や社長の在り方まで、問われることになるかもしれない。そのためにも、社長自身が、自分本気度を探ることも必要である。自分は経営者として、本気で事業に取り組んでいるのか?やらされていない、自分から活力を持ってやっているのか?また、だめだからといって被害者になっていないか?逆に、好調だからといって天狗になっていないか?といったことをチェックすることも必要になる。
 
誰しも見たくない現実は見たくないもの。こういった現実は社長にとっては、全てが見たくないもの。だからといって目をそらすのでなく、見なければならないのだ。真正面から見て、素直になって、良いものと悪いものを分けることが必要になる。

 

1日で作り上げる


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ここまでを事業計画としているのだが、これを短時間であげたほうがいい。
事業計画をじっくり考えたい社長もいるだろうが、一気に作り上げることをオススメする。とにかく社長は忙しいもの。また、偉そうで面倒くさがり屋が多い。
 
よって、やらなくてはいけないことが、いつまでたってもできていないことが多い。会社がうまくいかないと相談にくる社長から理由を聞くと、その社長の能力が低いというよりは、やらないからできていないといったケースの方が多い。ばたばたと行い、正確なものができなくとも決められた時間内に、とりあえず作り上げる。これが重要なのだ。
 
「考えるより、まず、行動する」といった人が成功しやすいと言われるが、それを前提に行いたい。確かに、何も用意せずに行うのはあまりにも無茶というものだが、効率よく成果につながるようにポイントを絞って、使える武器になりうる工夫をもうすこし準備した上で、一気にやり遂げることがベストだといえる。時間をうまく使いたい。できることを予定したい。これで、来年も成功を多く作りたいと考えるのだ。事業計画を上手に立てることで、来年も成功して欲しい。

 
 
 
 
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